アニメと侮るなかれ。映画「スパイダーマン:スパイダーバース」はオススメ。 [映画]
映画「スパイダーマン:スパイダーバース」は2018年公開のアメリカ映画。
スパイダーマンのアニメーション・バージョンだけど、馬鹿にしてはいけない。
これが万人にオススメする傑作映画なのだ。
この「スパイダーマン:スパイダーバース」は日本アニメ「犬ヶ島」や「未来のミライ」を押しのけ、第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞受賞した作品。
では、「スパイダーマン:スパイダーバース」の簡単なあらすじ。
(途中まで)
舞台はニューヨークのブルックリン。
主人公は名門私立校に通うヒスパニック系とアフリカ系の血を持つ13歳の少年、マイルス・モラレス。
(まず、ここが今までの我々が知るアメリカ王道アニメと違う)
スパイダーマンとしての特殊能力を手にしたマイルスは、ある日、暗黒街のボス、キングピンが時空を歪め、その手で本家スパイダーマンの命を奪うのを目撃してしまう。
(なんとヒーローが前半に命を落とす。衝撃的!でも、「バットマンVSスーパーマン ジャスティスの誕生」(2016年)と同じく、ヒーローの死は胸が痛い)
スパイダーマンという絶対的なヒーローを失い、深い深い悲しみに沈むニューヨーク。だが、時空がゆがめられた衝撃で、それぞれ異なる次元にいた多種多様なスパイダーマンたちが集まってくる…
(あのアメリカのマーベルが日本アニメをリスペクトしているシーンも見られます!)
登場するスパイダーマンは40歳になったやさぐれピーター・パーカー、俊敏な動きをする女性版スパイディ、古びたギャグを連発するブタ型のスパイダー・ハム(筆者お気に入り!飛べない豚はアメリカにもいた!)
白黒映画から飛び出したスパイダーマン・ノワール、小さな少女とロボが一丸となったジャパン風不思議キャラ。
マイルスの成長物語とヒーローの悪との戦いが描かれるこの作品、
コロナ・ウィルスに蹂躙され、疲れた今だからこそ、見るべきかも。
この6人のスパイダーマの物語に大人も子供もワクワクすること間違いないから。
スパイダーマンの原作者スタン・リーとスティーヴ・ディッコが揃ってこの世を去って1年が経つ。
蜘蛛は苦手でもスパイダーマンを嫌いな人はいない。
ヒーローはみんなの心の中にいる。
比類な競泳者で白血病と戦っている池江璃花子が1年後のオリンピックに向けての言葉がいい。
”逆境からはいあがるには希望が必要だ”
ともに頑張っていきましょうね!
(頑張り過ぎず)
ここからは告知。
私が脚本・演出に携わった7月24日の小劇場メルシアーク神楽坂の公演が
ツイキャス配信されます。
第1回メルシアーク神楽坂演劇フェスタ参加作品
プロジェクト夢樹with劇団営業二課
「プリン食べたの誰?」
<あらすじ>
コロナ・ウィルス拡大の影響で緊急事態宣言の真っただ中の東京。
野原探偵事務所に持ち込まれた依頼。それは誰がプリンを食べたのか?だった。野原と助手の草壁はリモート調査を始めるが…
<出演 >
ナオッチ・コルレオーネ/小夜子/ミィナ/古郡由美子/三田希美子/田中勝彦
舞台監督 田中勝彦
照明 臼井由利
音響 平田慎司
制作 江口和美
作・演出 平田慎司
ツイキャス配信ページ プロジェクト夢樹with劇団営業二課 「プリン食べたの誰?」
https://twitcasting.tv/merciarkkagura/shopcart/13804
こちらは第1回メルシアーク神楽坂演劇フェスタ参加作品です。
7月27日~29日まで投票も行っております。
(配信は8月11日まで見れます)
500円プラス手数料が必要です。
上演時間は48分。
演劇を見たことがある人もない人も、お時間あればご覧下さい。
スパイダーマン:スパイダーバース プレミアム・エディション(初回生産限定) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2019/08/07
- メディア: Blu-ray
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- 発売日: 2020/08/12
- メディア: Blu-ray
今こそ映画「図書館戦争」を見よう [映画]
SFは好きでアクションはもっと好き。
パラレル・ワールドものは少しだけ好きで榮倉奈々は背が高いけど、なんか大好き。
(透明感かな)
ライトなラブコメはどうも苦手でベストセラー小説「図書館戦争」を1巻目で放り出した駄目な僕ですが、見たいDVDが見当たらなかったので、映画「図書館戦争」を拝見。
2013年公開の映画「図書館戦争」は人気小説家有川浩の代表作で、コミック化、アニメ化もされた人気シリーズを実写映画化。
配給は東宝。
主演は岡田准一と榮倉奈々。監督は「GANTZ」2部作の佐藤信介。
岡田准一はアクション映画が似合う。
(2010年、2011年映画「SP」でそのポテンシャルの高さに驚いた)
2020年公開予定の映画「燃えよ、剣」も期待ですね。
(がんばれ、映画。がんばろう、映画ファン!)
榮倉奈々といえば、女優としては
2018年「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています」が印象的です。
(特にワニに食われているシーンはいい。この映画に榮倉奈々をキャスティングしたのはファインプレー。他の女優ではたぶん、鼻につく)
映画「図書館戦争」にはブレイクする前の田中圭も出演しています。
(ブレイクするべき芝居だと思う)
では、映画「図書館戦争」の出だしを少し説明します。
ここではない別の架空の日本、1988年表現規制のための「メディア良化法」が制定される。
それにともない施行機関の「メディア良化隊」が発足。
不適切とされた出版物は回収され、その為には、武力行使も行うことに。
それに対し、公共図書館は図書館の自由法を制定。
本の自由を守るために「図書館隊」を編成する。
主人公の笠原郁は高校生の時、大切な本を守ってくれた図書隊員にあこがれて、入隊し、鬼教官の堂上篤と出会う。
事あるごとに衝突する二人。
「メディア良化委員会」と「図書館隊」との戦いが激しさを増す中、郁が配属されたのは堂上のいる専守防衛、”威嚇射撃のみ”の特殊部隊だった⋯。
小学生時代、”一度も図書委員になれなかった”僕はたくさんの本を見て、それを必死に守る大人たちを見て序盤からなぜかうるうる。
あっという間の128分でした。
正直、面白かったです。
しかーし、ぞぞぞっ、背筋も凍るシーンがありました。
後半、図書隊司令役の石坂浩二が郁役の榮倉奈々に「メディア良化法」が制定されたことについて、謝るシーンです。
『私たち大人が悪かった。君たちに未来を残せなかった。多くの人が無関心で自分に関係ないと思っていた。表現が規制されることの本当の意味が理解できなかった』
「検察庁改正法案」が頭によぎります。
(検察庁法改正案は、現在63歳の検察官の定年(検事総長は65歳)を段階的に65歳に引き上げ、併せて役職の定年を導入することが柱。 内閣や法相が必要とすれば、検事総長や次長検事らが最長3年とどまれる特例があり、政権の都合のよい幹部だけを残す恣意(しい)的な運用ができる恐れがあると指摘されていた)
SNSから広がり、廃案にはなりましたが、危ないところでした。
(賭けマージャンの事実が発覚して黒川元検事長は辞任)
安部政権の支持率は下降の一途。
コロナ・ウィルスの影響で日本は未曾有の危機と言ってもいい。
ステイホームや8割の接触回避などで企業や様々な店、個人が大変な損害を被っているにも関わらず、補償は今だに届かない。
(アベノマスクも未だに筆者宅には届いていません。いらないけど)
マスコミの過剰な煽りにも惑わされないようにしたい。
6月1日時点の厚生労働省発表
新型コロナ・ウィルス感染者数16884名
死亡892名
(亡くなった方のご冥福をお祈りいたします)
ちなみに
インフルエンザによる年間死亡者数は、世界で約25~50万人、日本で約1万人と推計されています。
映画「図書館戦争」は続編もあります。
「図書館戦争 THE LAST MISSION」です。
こちらは2015年公開。
やや1作目より落ちるけど、出来は悪くありません。
映画「図書館戦争」、こんな時代だからこそ、見直してみては。
最後は”愛”だ。