映画「search/サーチ」はなかなかの拾い物。 [映画鑑賞]
アイディアが秀逸な映画「search/サーチ」(原題:Searching)は、2018年に公開されたアメリカ合衆国のスリラー映画。
今回はネタバレなしでご紹介したい。
映画「search/サーチ」の上映時間は102分。
監督はアニーシュ・チャガンティ。
アニーシュ・チャガンディはインド・ハイデラバード出身。
アニーシュ・チャガンディの経歴もユニーク。
南カリフォルニア大学で映画製作を学び、23歳の時、グーグルグラスのみを使用して撮影した2分半の短編映画「Google Glass: Seeds(原題)」(14)をYouTubeに投稿すると、24時間のうちに100万回以上の再生回数を獲得。その直後、ニューヨークのグーグル・クリエイティブ・ラボに招かれ、2年間グーグルのCM制作などに携わった。
映画「search/サーチ」はアニーシュ・チャガンティの劇場映画監督デビュー作。
同作はサンダンス映画祭の観客賞を受賞。
サンダンス映画祭とは?
サンダンス映画祭は、アメリカの映画祭。ユタ州のスキーリゾート地で有名なパークシティで、1978年より毎年1月中旬から11日間に渡って開催されている。インディペンデント映画を対象とし、数万人規模の客を招き約200本もの長・短編映画が上映される。日本のNHKがスポンサーに名を連ねている。
(ウィキペディアより)
主演のデイビッドにはジョン・チョー。
(名作SFのリメイク映画「スター・トレック」(2009~)でジョージ・タケイに代わりヒカル・スールーを演じている)
それ以外、出演者に日本で知られている俳優はいないようだ。
デイビッドに手を差し伸べる女性捜査官ヴィック役デブラ・メッシングという女優は筆者は知らなかった。
(単に勉強不足だが)
「search/サーチ」はストーリーの全てがパソコンの画面上で展開されるという異色の映画だ。
でゃ、映画「search/サーチ」あらすじを導入部だけ紹介する。
愛妻を癌で亡くしたディビットは高校生になった一人娘のマーゴットとの関係も日々、微妙なものとなっている。
ある日、マーゴットが勉強会といって外泊をする。
夜中、マーゴットから連絡があったが、デイビッドは就寝中で電話に出ることが出来ない。
翌朝、デイビッドが起きるとマーゴットは家に居る気配はない。
一抹の不安がデイビッドの胸によぎる。
心配になったデイビッドは通っているピアノ教室に連絡を入れ、マーゴットに連絡を取ろうとするが、半年前に辞めているとわかる。
手がかりはマーゴットが家に置いていったノートパソコンだけ。
デビットはマーゴットの居場所を必死に捜すが、一向に連絡は取れない。そして、デイビッドは娘について何も知らないことに気づき、愕然とする。
デイビッドは意を決して警察へ捜索願いを出すが…
この映画「search/サーチ」は情報を入れないで鑑賞をした方がより楽しめます。
いまや、SNSは最も身近なコミュニケーション・ツールと言ってもいい。
Facebook、インスタグラム、YouTube、TikTok,Line
それらを効果的に使って娘を捜す若き父親がいかにも今ドキ。
昨今のニュースで取り上げられている通り、
SNSが諸刃の剣であることは皆がわかっている。
この映画「search/サーチ」は風刺も効いて好感が持てる。
監督のアニーシュ・チャガンディは1991年生まれ。
これからも楽しみな逸材。
(アニーシュ・チャガンディは映画「search/サーチ」の脚本にも携わっている)
この映画、伏線の回収も見事。
驚きのラストも素晴らしい。
映画はアイディア。
編集とカメラワーク、良い役者が揃えば良作は保証されたようなもの。
どうやら、続編もあるらしい映画「search/サーチ」は見て損はない映画。
オススメ。
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